中原武志のブログ

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トランプ・雇用さえ増えれば、それでよい?

 トランプ米大統領は28日、オバマ前政権の地球温暖化対策を全面的に
 見直す大統領令に署名した。
 今回の大統領令は、なにを意味するものなのか?
 関係省庁に対し、国内のエネルギー開発の妨げになる規制の見直しを指示し、
 火力発電所に対して前政権が目玉政策としていたクリーンパワー・プランも
 廃止する…と言うことは、石炭を発電に使用することを意味している。
 今回の大統領令で米国の温暖化への取り組みは、大きく路線変更することに
 なり、「パリ協定」から離脱していくことを示唆しているように思う。
 やっとまとまったパリ協定だったが、これで実質的に効果を発揮できないことに
 なりそうだ。
 今回の大統領令によって、石炭関連の労働者たちの雇用が増えるという。
 トランプ大統領は、いつも「雇用が増える」という言葉で締めくくられるようだが、
 雇用さえ増えればそれで「強いアメリカ」が復活するというのだろうか?