毎日新聞の特集ワイドに掲載されていた記事の
中に、ここ数年間の学生が書いたレポートを
読んでいて、呆れるほど漢字力が落ちている
ことを懸念しているというのがあった。
その中からちょっと取り上げてみたいが、こちら
の方が???と変になりそうな誤字が多い。
祖父 を 租父 と書いた人。
負担 を 不担 と書いた人。
分野 を 文野 と書いた人。
患者 を 看者 と書いた人。
若者 を 若物 と書いた人。
圧倒的 を 圧到的 と書いた人。
積極的 を 責極的 と書いた人。
新聞 を 親聞 と書いた人。
取材 を 手材 と書いた人。
「潔い」の反対語はとの質問に
「潔ぎ悪い」と答えた人。
以上の不思議な漢字の例は、みんな大学生が書いたものである。
どうしてこのような語彙不足が生じているのか?
語彙を多く学ぶことは、日本語でも英語でも基本中の基本である。
本を読むことが習慣になっていない。
辞書で確認などしない。
漢字の基本的な学び方をしていない。
スマホの影響??
いろんな原因が考えられるけれど、ちょっとお粗末すぎるのが心配。
とにかく、語彙をたくさん覚えることは、引き出しも多くなる。
基本からやり直してほしいなと願っている。
読めても、書けないというのは知らないのと同じなのです。
漢字には、それぞれに「意味」があるからです。