東京五輪を招致するに及んで、いい加減な数字を掲げていた
ことが明白となった。
都道府県市町村にいたるまで、箱ものを作るときは、信じられない
ような甘い計画を立てて議会を通してしまう。
そして箱モノが、大きいほど、あとの維持費、管理費が後世の
世代に負担をかける。
一方、天下り族が箱モノの館長などになる。館長を数年やって
莫大な退職金まで持っていくこととなる。
東京五輪のためにたくさんの箱ものが建設されるが、それらの
箱モノは、五輪が終われば入場者が少なくなって寂しいものとなる。
国立競技場は古くなっていたから建て直しも致し方ないが、
五輪のためだけに、無駄な箱モノを作らないという考え方は
できないものだろうか。
この考え方は、東京五輪だけに行っているのではなく、都道府県、
市町村に至るまで「箱もの」作りは控えるべきだと言いたいのだ。
