中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

米大統領選で考えること(7)

 スーパーチューズデーの結果もようやく分った。
  今回は11の州で予備選が行われた。
 民主党は、当初の予想通りクリントン氏が圧勝の形となった。
 クリントン氏が7州を制覇、サンダース氏が4州を制覇した
 しかし代議員の多い州をクリントン氏が抑えたので、次の13日の
 結果では、民主党クリントン氏1本に集約される可能性だって
 考えられる。サンダース氏がどこまで巻き返せるか。
 さて、問題は共和党だ。
 歴史のあるワシントンポスト紙が社説に「トランプ氏を降ろせ!」
 という内容を書いたというのは異例なことだった。そういうことが
 あって、今回のスーパーチューズデーに注目が集まったが、トランプ氏の
 優勢は陰ることなく前進中に見える。
 ローマ法王から批判され、ワシントンポストの社説で攻撃されても・・
 トランプ氏の進撃は止まらない。
 11州の内、トランプ氏が7州を制したが、代議員の多い州では負けている。
 クルーズ氏が3州を勝ち取り、代議員の多い州も制覇している。
 ルビオ氏も1州で勝っている。
 トランプ氏の勢いが、このまま突き進むとすれば「共和党と言う政党の
 存続に大きな影響がある」と、考える人たちが多いはずで、そのような危
 が広がればトランプ氏の勢いが衰える可能性がある。
 15日の趨勢が大きなポイントとなりそうだ
 獲得した代議員の数からみれば、選挙はまだ4分の1にも達していない。
 大統領選本番でトランプ氏が勝つとは考えにくいが、アメリカと言う国が
 「大きな様変わりを遂げつつある時代」を、私たちは現実に見ている。
 あの世界貿易センターに飛行機が突っ込んでいくさまを、偶然にもその
 瞬間をニュースで目撃したように、アメリカと言う国の過渡期をみて、今後の
 日本を憂う。アメリカに頼って生きる時代は遠ざかりつつある