中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

日本の「報道の自由」は先進国?途上国?

 「報道の自由」という言葉は、戦後何度となく問題になってきた。
 なにを書いても良いのか、良くないのか。どこまでならよいのか。
 特に新聞、テレビ、ラジオ、雑誌においては、報道の自由について
 何度も裁判沙汰もあったように思う。
 妻に質問してみた。
 「日本の場合、報道の自由って先進国並みと思う?それとも
 途上国並みと思う?」 と。
 そしたら、「先進国並みという意味が分からない」 という。
 たとえばさー、西欧諸国・・・アメリカとか、イギリスとかフランスなどの
 西欧諸国と比べてどう思う?
 「言ってることがさっぱりわからない。 日本の報道の自由が西欧並みか
 どうかってことを聞いているの?」 そうだよ・・。
 「だったら、先進国並み、西欧諸国なみ・・って感じかな?」 と言う返事。
 実はさー日本の報道の自由は世界で61番めだって。産経新聞のソウル
 支局長が朴大統領の名誉を傷つけたとかで騒がれた韓国が60番目。
 日本は韓国より報道の自由がないと「国際ジャーナリスト組織」「国境なき
 記者団」が2002年から「世界報道自由度ランキング」というのを発表して
 いる。
 そして今年発表されたのが61番目だという。
 因みに小泉政権時は26位~44位だったが政権末期の2006年には
 51位にダウン。民主党政権時には欧米諸国並みの11位に上がったが
 2013年には53位と下がっていた。
 最近では政権側からNHKや民放に難癖をつけることが増えているらしい。
 クローズアップの国谷裕子さん、テレビ朝日報道ステーションの古舘さん
 TBSでは岸井成格さんなどなど・・・の番組から降りたのも関係あるかも。
 欧米では与党が放送関係者を呼び出すようなことは国民が許さないが、
 日本では「自民党情報通信戦略調査会」という輩が、放送局に対して
 事情聴取などを行っていることさえ多くの国民は知らない。
 日本と言う国は、まだまだ民主主義国家ではないのだということだと思う。
 国民が知りたいことを知らされない仕組みが残ったままの国なのだ。