こうして書いてみると、どうも苦手なものが多い。
遊びごとをあまり知らない。花札も知らない。トランプ類では
ブラックジャックだけができる。ポーカーも得意ではない。
パチンコは、オール10とか、オール20とか言っていた1960年
までのパチンコしか知らない。そもそもパチンコ台に一人で向き合って
ゲームをするなんて大人のするゲームじゃないような気がする。
マージャンが弱いのに好きなのは、4人で会話しながらのゲームが
楽しいのであって、パソコンなどを使ってマージャンをしようとは思わない。
遊びが下手なのは、たぶん・・遊びを覚える若いころに時間的な余裕が
なかったためだろうと思っている。
生きるのに精いっぱいで、眠る時間まで割いて働いていたからかもしれない。
マージャンでも囲碁でも将棋でも、強い人は「譜」を覚えていると書いた。
それだけではなく、現在進行中の盤面などが、写真でガチャと撮った様に
頭に残るらしい。一瞬にして局面が頭に刻まれるようだ。
妻がそうなのだ。私の場合は、いちいち局面を確認しないと分らない。
そして、そのゲームが終わった瞬間に、先ほどまでしていたゲーム内容も
全部消え去ってしまっている。 強い人は、その日の局面全部を覚えて
いるらしいが、私にはできない。
だから、そういう自分を知っているから、絶対に「勝負」はしない。遊びは
やっても勝負はしない。100%負けるのが分っているからだ。
マージャンやパチンコで全財産をなくしてしまう人もいるそうだが、私には
その人の心境が分らない。 なにしろ、遊びごと全部が下手なのだから。