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私のところにかかってくる相談電話でも、がん医療の選択に
迷っている方が多いのがよくわかる。
がん拠点病院などには「がん相談室」などが存在するが、多くは
患者たちの悩みに答えられないでいるのだろうかともおもえる。
がん患者の場合の悩みは多様なので「がん相談室」担当者の手に
おえないことも多いだろうと推察できる。
NHKの番組に「チョイス」というのがある。
チョイスとは「選択」と言う意味だから、文字通り医療の選択についての
情報番組なのだ。
この番組の場合、取り上げている病気の対象は広い。
だが、この番組はいったい誰のために、何を思って作られているのかと
いぶかしく思う。
医療情報などは、その対象者(視聴者ターゲット)をどこに置くかが
難しいとはおもう。
この番組の場合は、健常な人たちに、もしこのような病気になった時に、
あるいは、なるかもしれないから・・というチョイス情報なのか、いま病気で
悩んでいる人に向かって情報を出しているのかかが見えない内容になっている。
というより、医療関係の人たちへの「ヨイショ番組」としか受け止められない。
手を洗っても、うがいをしてもだめですよ、ワクチンを受けなくっちゃ・・という
ような「チョイス」はいかがなものかと思う。
ワクチン製造会社、医療者向けに番組を作っているのだろうか。