鹿児島の強姦事件が逆転無罪になった。事件は2012年に起きた。
もうご存じだと思うので詳細は書かないが、第1審で懲役4年の実刑判決
が出たが、そのごDNA鑑定で別人のものと判明して保釈され、高裁での
判決を待っていた。
高裁の判決は、彼に無罪を言い渡しただけではなく、捜査官の意向で
彼を犯人にしたてたと言わんばかりの内容だった。
犯人にされた彼は、当時5時間も飲酒し泥酔状態でまったく記憶にない
中での警察の取り調べで犯人にされ、起訴されたようだ。
この事件から二つの教訓を感じる。
先ずは酩酊するまで飲んではいけないこと。自分を見失っている間に
何かが起こる。
もう一点は、警察は信じるに足らないことだ。信頼できる警察とは何かを
警察のトップは考えてほしい。
そして疑問もある。
どうして第1審でDNA鑑定の見直しをしなかったのだろう? 第1審の判事は
いま何を思っているのだろうか。罪のない若者に実刑有罪を言い渡した責任は
ないのかと言いたい。