(2)で、いじめの低学年化は今後も止まることはないだろうと
書きました。
安倍首相は、「1億総活躍社会」のなかで子育て支援を大きな
柱としています。
しかし、子育てとは何かが分っていないのではないだろうか。
文科省のエリート役人も政府の要人たちも、今の日本が抱えて
いる「子育て問題」を正しく把握していないのではないかと、私は
思っています。
なぜならば、保育所の増設などの予算を大幅に増やして子育て
支援をするそうだが、いかにも保育所をたくさん作るから、子供を
保育所に預けて母親は働きに行きなさい・・・ということらしい。
それはそれで、異論はない。
しかし、子供をどのように育てるのかという肝心のビジョンがない。
ただでさえ、今の母親たちの多くは(素晴らしい母親もいるが・・)
子育てが分っていない。
生意気なことを書いたが、実は私も子育てが上手だったわけでは
ない。親になるのは初めてなんだから、だれでも子育てが下手なのは
当然なのだ。だからこそ、子育て支援というのは、どのように子供を
育てるかということを支援すべきだと考えています。
(4に続く)