中原武志のブログ

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大河ドラマ「花燃ゆ」の不振はなぜ

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は低視聴率で推移している。
最近10年間でも最も低い16.7%前後のようだ。
歴代大河ドラマの中でも、まれにみる低視聴率となった原因は
何なのだろう。
出演者の顔ぶれは悪くないというより、豪華な役者をそろえて
いるのではないだろうか。
それなのにどうしてこんなに不評なのか。
「花燃ゆ」の主人公に据えているのは井上真央さんなのだ。
だが、彼女の持ち味を生かし切れていない脚本・演出に問題がある。
大河ドラマは、いかにも史実のように考えている視聴者も少なくないが、
少なくとも「花燃ゆ」は史実とはかけ離れている。
それなのに、「史実的な流れを」追いすぎてかえってつまらない作品
にしてしまっているのではないかと思う。
もっと、井上真央さんを中心に据えて脚本を書けばよいのだが、それには
かなりの力量が必要だ。だから、いかにも史実に沿っているかのように
脚本を書く方が楽だというわけだ。
その結果が、いい役者を追加しても視聴率にはつながっていない。
放送終了まで、まだまだ先が長い。
どのように続けていくのかが見ものではある。脚本、演出の腕の見せ所
かもしれない。