中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

イスラム国問題とは何かを考えよう

  ここに書いた内容は、かなり大切なことであり、ぜひ知っておいていただきたい
 ことでもあります。
 先日のフランス・パリでの週刊雑誌社へのテロ事件を受けて私は一見関係
 なさそうな20年前に書いた「イスラエルパレスチナ問題」を3回に亘って
 ここに掲載しました。
 パリのテロ事件と何の関係があるのと思った人もいただろうし、(1)~(3)
 まで、じっくり読むには少々長すぎたかもしれないとも思うのですが読んでくださった
 方には、今起こっている様々な事件の裏側が見えてきているのではないでしょうか。
   私は、イスラエル/パレスチナ問題が中東だけでなくヨーロッパ諸国にも大きな影響が
 あると予感していたから20年も前に書いたものでも役立つだろうと思って掲載したのでした。 
 案の定・・・フランスのユダヤ人が逃げ出し始めました。この問題はドイツをはじめとして
 大きな動揺が始まっています。
 安倍首相がイスラエルに行くたびに人質事件と戦争が起きている感じがします。
 安倍首相が前回に首相だった06年にイスラエルを訪問した際には、2人のイスラエル軍
 兵士がヒズボラに誘拐され、それを機にイスラエルレバノンの戦争が勃発しました。
 今回は日本人人質事件だけでなく、安倍がイスラエルに到着した日、イスラエル軍機が
 シリア領内に侵入してヒズボラとイラの要員を空爆し殺害する戦闘も起きたのです。
 ※1月20日、日本の安倍首相がちょうど中東のイスラエルを訪問している最中に、同じ
 中東のイスラム過激派組織ISIS(イスラム国、ISIL)が、昨秋から人質にしている日本
 人2人の動画を公開し、2億ドルの身代金を日本政府に要求してきたのです。
 2億ドルという身代金の額は、安倍首相が今回の中東歴訪のみやげとして、ISISと戦う
 資金として中東諸国に出すと表明した支援金と同じ額になります。
 日本が出す2億ドルがISISを弱体化するための支援金であることに違いはなく、ISISは
 この点を突いて「そのカネをこっちによこせ。さもなくば2人を殺す」と脅してきたのです。
 今回の安倍首相の中東歴訪は、エジプト、ヨルダン、イスラエルパレスチナ自治政府、PA) を回った。
 イスラエルだけに行ったのでないのですが、イスラエル寄りの国々を廻っただと言えます。
 ((1)~(3)までを読んでくださった方には、パレスチナ問題という意味がお分かりいただ
 けるでしょう。
 中東に足を踏み込むのは容易ではないのです。安倍首相はそれを知ってか知らずか
 足を踏み込んで今回の人質事件を誘発してしまいました。
 この問題は今後も続くでしょうから、まずはイスラム国という名に関心を持ってニュースを
 みましょう。