中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

コルセット手直しで少し快適に

 1昨日の正午に初めてコルセットを装着した。
 初めてコルセットを見たときは、こりゃ剣道の胴着ではないの?
 と思ったほどだった。
 約2日間の装着で問題点がいくつか見つかった。
 このコルセットを作成した会社はかなり有名な会社でもある。
 神戸労災病院とは特約的な存在のようで、病院内に一室を
 あてがわれている。
 さて、何が問題か。
 あちこち痛すぎる。コルセットというのは骨折を治すために
 するのであって、治すためには体を固定しなければならない・・
 ということは理解している。
 それにしてもこんなに痛いと拷問されているようで、QOL的には
 最悪である。
 今日午前中に病院内ではなく、製作会社に直接言って相談して
 みることにした。
 製作を担当している社員と次のようなやり取りをした。
中原「型取をしましたが、これはオーダーではなく、あらかじめ作って
   おいたものに近いサイズを選んだレディーメイドではないのか、
   あまりにも不具合な場所がおおすぎる」
社員「いいえ、オーダーです。型取りをしたものを使ってせいさくしています。
   どこがふつごうなのですか?」
中原「コルセットがすぐに上にあがってきて、そのためにろっ骨などに
    触れて痛みが出る。(内容をここに説明する)」
社員「この部分はこのような目的で作られていますし、この部分はこのような
   目的で作られています(部分について詳しい説明がある)その点から
   不具合はないと思うのですが・・」
中原「説明された意味はすべて理解できます。骨折を治療するために作られて
   いるのだから、ある程度の拘束は辛抱しなければなりませんね。」
社員「ですから、しばらく辛抱していただければ馴れてくるのではないかと
    思いますので。このままお使いいただけませんか」
中原「お話はよくわかりましたが、言い換えればあなたたちこのコルセットを
   製作している立場の方々が、個々の体型や事情などをまったく無視して
   作っているのだろ言うこともよくわかってきました。
   いくら骨折を治療するためであってもQOLを下げて辛抱してほしいという
   考え方は間違いです。私は40年も前から「患者の立場に立った治療」と
   取り組んできました。
   今回の場合でいうと、僅かの修正でわたしのQOLがかなり上がるものだと
   思っています。(ここで人の体型について詳しい説明をさせていただいた)」
社員「では、どこをどのように修正したらよいとお考えですか」
中原「この部分をこのようにカットして、この部分は凸部分を低くしてください。
    ご協力をお願いできますか」
社員「分りました協力させていただきます」
※ 以上の話し合いに約46分かかった。直していただいか時間は15分くらいである。
直したコルセットを装着して電車に乗った。違和感がなく、これまでよりずっと快適
である。 帰宅して5時間が経過した。これまで椅子にもたれかかれなかったが、
後ろに寄り掛かれるようにもなった。しかし、肝心の治療のための部分はしっかり
残っているからなんら問題はない。僅かの修正でこんなにも楽なものなのかと
自分の提案に納得している。
もう少し修正すればもっと良くなるだろうけど・・とは思うが。
 医師が患者の体型など知るはずもない。医師は患部だけCTやX線映像を通して
診ているだけである。コルセット製作会社の出張者の型取りは、文字通り型通りの
型取りで患者の体型を掌握できていない。
 今日お会いした社員に、「これからは患者の悩みや痛みに耳を傾けて、体型を
よく観察してください。コルセットは見た目がきれいに仕上がったからよいという
ものではなく、患者が最低限の辛抱で治療ができるように配慮してやってください。
この会社で、コルセットつくりなら私がナンバーワンと言えるように、努力してくださいね。と。