先日のNHK「クローズアップ」で、日本人の半数が読書時間ゼロ
になった問題を取り上げていた。
大学生もインターネット検索で探し出したものをつなぎ合わせて
小論文を作成してしまうらしい。
本を読んで小論文を作成する人との違いは、新しい視点をもって
いるかいないかで違ってくるようだ、
創作とはクリエイティブのことを言うが、実は「創」と「作」は違うと
倉本総さんが言っていた。
創とは、金がなくても知恵を絞ってつくりあげられるもの、作とは
金(予算)があるから作れるものらしい。
この説に大賛成である。
私の知り合いに「本を読まない人とは付き合わない」という人がいる。
私はそこまでは言わないが、本を読まない人と付き合うと話が続か
ないので困ることがある。
本は絶対的なものではないが、読書を嗜んでいる人には味わいが
ある。だから奥深い会話も弾むし愉しい。
国民の半分が読書時間ゼロとは、日本の将来が案じられる。
私のような年寄りも、年寄りだからこそかもいしれないが、毎日数時間
は読む。トイレの中にも常に2冊の本を置いてある。寸暇を惜しんで
読書する習慣は、いくつになっても変わらないが、昨年まで続けていた
入浴中の読書が病気のせいで、できなくなったのがさびしい。