中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「東京が戦場になった日」を観ましたか?

 先日、15日(土)にドラマ「東京が戦場になった日」が放送されるので
 ぜひ観てほしいと書きました。
 観られた方がいるでしょうか?
 あのドラマは消防官を主人公にしたものでしたが、1945年3月19日の東京
 大空襲の一端 を知ることができます。
 実際には、あの程度のもではなく、もっともっとひどいものだったはずなのです。
 なぜならば、3月13日の大阪大空襲を体験しているからです。
 空は、あの程度ではなく、全面が真っ赤でした。
 今でもB29爆撃機のエンジン音を忘れられません。
 私の叔母は、大阪の北区(現在の中央区)の博労町に住んでいました。
 逃げ遅れ、表へ出たときは舗装のアスファルトが溶けて、それに足を奪われて
 前に進めず、もはやこれまでかと思ったときに、消防車が救い上げてくれた
 と話していました。車も止まるとタイヤが焼けてしまうと、隊員が言っていたと
 話していたことを、今回のドラマと重ねて観ていました。
 真田山から、一晩中高射砲の発射音が聞こえていましたが、高空を飛ぶ
 B29には届かず、無駄打ちでした。
 その夜も恐ろしい思いをしましたが、先日書いたように、その後の焼け跡での
 死体処理などの記憶がいつまでも忘れられません。
 沖縄や広島、長崎だけではない戦争の悲惨さ、恐ろしさをどうか語り続けて
 くださいね。
 B29による無差別爆撃や艦載機(アメリカはグラマン戦闘機だった)による
 機銃掃射、どうしてこんなひどい話が、忘れ去られていくのだろう。
 中国や韓国のように、今更過ぎ去ったことを大げさにとりあげるのではなく、
 戦争の悲惨さを伝えるために、事実だけを語り継いでほしいと願っている。
 日本軍もひどいことをやってきた。それは事実だ。戦後帰還した将兵にその事実
 を何度も聞いてきた。アメリカも上記のようにひどいことをやってきた。
 戦争とは、そういうものだ。だからやってはいけない。