強行採決で物議をかもした大問題の「特別秘密保護法」の
外部第3者諮問会議が発足した。
渡辺恒夫氏なのだ。
特秘法の強行採決で国民への説明不足は安倍首相も認めている。
その特秘法の是非について諮問しなければならない会議がお手盛りの
人たちの集まりではどうしようもない。
どこまでも国民をばかにするやり方なのだ。
特秘法そのものがいけないというのではない。
外国から、重大な情報を手に入れるためには特秘法も必要なことは
わかっている。しかし、この法律は運用次第では戦時中の暗黒時代を
再現させるかもしれないだけに、国会での充分な審議の中で国民に
その内容を知らせるべきだったのだ。
法律そのものが不備だと、運用次第では恐ろしい事態を生む。
今後この法律を運用する人々の選考も難しい。
選考された人たちは、その才能をつぶされる可能性もある。
今回発足したのは、特秘法を今後どうするのかを諮問(しもん)し、
意見を言える唯一の会議なのだ。
その会議の委員たちが政府のお手盛りでは、それだけでもう先が
見えている。
チェック機関として機能しないようでは意味がない。
やはり「特秘法」は危険極まりないとしか言いようがない。