昨日、とても久しぶりの再会があった。
二人とも、私がテレビのワイドショーの司会をしていた時の関係者である。
一人は、司会を一緒にしていた女優の入江若葉さんが所属していたプロダクション
の社長であるYさん、もう一人はテレビ局のディレクターだったK氏。
Yさんとは、20年ほど前に家内と共に京都であっているし、12年前に私が一時
帰国して両陛下に皇居内の御所に招かれた際に東京で会っている。
K氏の方は、テレビ以来会っていないのかと思っていたら、私が作った高校に
訪ねて来て下さったことがあると言うので24年ぶりの再会だった。
12年ぶり(家内は20年ぶり)と24年ぶり(家内は初対面)という組み合わせで
中華料理を食べながら延々としゃべり続け、場所をスナックに移してからも
延々と話し続けた。
この二人は仕事の関係もあり、映画・演劇にことのほか詳しい。
驚くほどの記憶力で、映画のタイトル、キャスト、シーンやエンディング場面など
を話し合う。
我々二人は、あっけにとられて聴き惚れているだけと言う感じ。
しかし、長時間聴いていても飽きないばかりか、我々の知っている映画の話などに
なれば一緒に楽しめた。二人は洋画・邦画のどちらにも詳しく、あきれるばかりである。
読書なら我々二人とも、人に負けないだけの数を読んでいるが、映画となればとても
足元にも及ばない。特に、固有名詞をどんどん忘れる傾向にあるわが脳みそでは、
こちらから話しを仕掛けられないので、受け身一方である。
めったに会うこともないが、何十年もこうして交友が続いていることが嬉しい。
Yさんの方は、金毘羅歌舞伎での仕事を終えての帰路だったので、金毘羅のお土産を
頂き、今朝はそれを美味しく頂いた。
お二人とも、映画監督や俳優たちとの交友がある二人だけに沢山のリアルで面白い
エピソードを聞くことが出来た。
私が司会していたころのゲストだった歌手や、俳優、監督などの話題にも及んだ。
Yさんは、児玉清氏を今のように有名になるきっかけを彼女が作ったエピソードも
面白かった。
また会おうね・・・と約束して別れたが、今度は何年も経たないで再会したいものだ。