中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

菅発言・失言か本音なのか

菅首相が「原発周辺には10年か20年は住めないだろう」と、言ったとか
言わないとかで世間を騒がせている。
少なくとも、その様な趣旨の会話を交わしたことは事実のようだ。
どちらが先に言ったのか言わなかったのかと言う程度の誤差の問題だ。
 
いずれにしても、それは本音トークだろうと思う。それを聞いた方が、うかつにも
広言してしまって「私が言ったのだ」と言わざるを得なくなったのだろう。
 
誰が言ったか言わないかは別にして、現実の問題としてどうなのかと言うことを
考えてみたい。
いつ、原発事故が収束するのか。それまでにどれだけの放射線がばらまかれるのか
と言うことと話しは連動してくる。
直ぐにでも収束できれば、問題はない。
長引けば、問題が複雑になってくる。
政府は、このように単純に説明できない立場にあるから、今回の発言云々は
政権内の人たちには不愉快なことだろう。
 
政権内の人たちのことはどうでもよい。
問題は、放射線汚染の被害を受けている人たちのことだ。
だから、単純に考えた方がよいのではないだろうか。
今回の事故の完全収束までにはやく50~100年かかるとされている。
放射線がばらまかれる期間は、未だまだ定かではないが、希望的には数か月間
内に終わってほしい。ばらまかれる期間の何倍かの月数を掛ければ答えが
出るかもしれないが、これは素人の私が考えることである。
 
どのように掛けるかが問題だが、放出された放射線量に何らかを掛けたものが
答えになってくるはずである。何年間住めないのかも、分かるはずだ。
菅発言が本音だとすれば・・・当分は収束の見込みがなく、かなりの期間は放射線
の放出が続くと考えていると言うことだろう。
言ったか言わないかなど、問題にしている場合ではない。
もっと本質を考えてみよう。
菅さんがなんだ。ただの人なのだ。首相ってそんなに偉い人なのか。そう思う人は
間違っている。あなたは国会議員選挙で投票する時に、どこまで考えて投票したの
だろう。
あまり深く考えないで投票してきたとすれば、そんな人たちの集団が選んだ首相が
それほど期待できるとは思えない。
厳しいことを書いているが、そう思うことで、この困難な時期を乗り越えてほしい。
期待が多すぎると辛い結果になるかもしれない。
バカな人たちを選んだのは国民なのだから。
60年間も同じ政党を選び続け、国民の側を見ないで、経営者側に寄り添ってきた
ような政党を支え続けた国民がバカなのである、と・・・反省しよう。