中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

無知と風評

いろんなことを考え、先を読むとか、懸念するとかと言う場合には、
それなりの知識を持った上でやるものだ。もちろん勘違いあり、思いすごしあり
と言うことも起こりうる。
 
しかし、いま街にあふれている風評と言うやつは、単なる無知をさらけ出して
いるものが多い。
福島県から避難してきた児童に対して「放射能怖い」と差別があるという。
子供が単純にそういう誤解をしているのなら、教師や親はそれを正さなければ
ならない。
千葉県では、知事が福島県からのがれき処分について協力を申し入れた
ことに対して多くの抗議が寄せられていると言う。がれきをどこに集めてどのように
管理するかによるだろうが、今の段階で化けもの扱いすることはない。
 
昨日、神戸のある商店街でこんな話を聞いた。
店においてある観葉植物のポトスを、反日ばかり外においておいたら、葉に沢山
のしみがついた。これは放射線でやられたに違いないと。
私は、バカらしくなって笑ったが、その様な現象まで放射線のせいではないかと
思う人が増えているのだとすれば、怖いことである。
 
東京のすし屋の客足が3割も遠のいたなどと言う話しが報道されている。
こんな報道を見て、やっぱり!!と思って、もっと客足が遠のくのか、客が増える
のか、どちらなのだろう。店では魚の産地表示をして客に安心感を与えることに
苦慮していると言う。
 
余ほど高度汚染された野菜、魚でない限り大した心配はいらないと、これまでに
何度も書いてきた。
そんなに心配する人が、レントゲン、CTスキャンなどを何のためらいもなく受ける。
ペット検査などはかなりの被ばく量になるのに、それほど心配しないで受ける。
だったら、野菜も、魚も何ら怖れることはない。
 
心配するとするなら、子供から、子作りをしなければならない年代の人たちである。
50歳を過ぎた人たちは、心配し過ぎないことだ。
と言っても、原発現場で働く場合は、全く別である。ご苦労様、有難う!と礼を述べたい。