中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

東電の格付け下落

世界的な格付け会社「ムーディ-ズ」が東電の格付けを事故後5段階引き下げた。
(先日の2段階引き下げと、本日の3段階引き下げ)
 
通常では1段階下げる場合でも、慎重な審査を行った後に下げるのが普通である。
なぜならば、格付けが1つ下がっただけで株価に影響が現れ、企業の資金調達に
大きな影響を与えるからである。
 
5段階も格付けを下げたと言うのは「異常事態」を表している。
今後、東電が格付けを回復し、資金調達が順調に行える見通しは無くなったと
言っても過言ではない。東電は巨額の補償金の支払いもあり、今後は国の
管理下に置かれる運命にあるだろう。
 
日本の国債の格付けは、この前に下げられたままになっているが、これも近いうちに
格下げになるだろうと予想している。
マネーを操って金儲けを企む輩によって、実体経済とは違う為替操作が行われ、
経済に支障をきたしているが、今回の大災害と原発事故によって、日本は根本的な
信頼を失ったと見る。だから、国債の格付けも下げられるだろうから、国際的な
資金調達がますます難しくなるだろう。
 
今後は、国内的に強力な連携を強め、自分の国は自分たちで支えるという気構えが
必要となってくる。
われわれ日本人は、やればできる! 連携を深めて立ちあがろうではないか。
戦後の、あのきびしい中を立ち直ってきた日本なのだ。それを思うと、今回のことは、
被災地のみなさんのご苦労は理解できるが、一緒に立ち直れるはずなのだ。