中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

がん・在宅医療をご存じでしょうか

二人に一人ががんになり、三人に一人ががんで亡くなっている「がん大国日本」
がん患者のほとんどが病院で最期を迎えているのが現状ですが、
住み慣れた「我が家」で最期を迎えることができたら、患者にとっては一番幸せなことではないでしょうか。
在宅医療を選択すれば自宅で最期を迎えることができるのです。
しかし、ここにはいくつかの問題があるようです。
 まず、どこに在宅医がいるのかが分からない。インターネットで探すと
在宅医の届をしている医師は多いのですが、現実にはやっていない場合が多いのです。
 入院している病院から紹介されるケースがほとんどですが、ここに大きな問題点があります。
 多くのがん患者が入院している「がん拠点病院」の医師たちの多くは、患者の立場を優先して考えてくれないからです。
 生活の質と言う言葉があります。QOLとも言います。がん患者にとっては何よりもQOLが大切で、そのためにこそ在宅で最期を迎えたいのです。そういう患者の気持ちが理解できていないドクターは、あと1週間も持たないという状態になってから在宅医に委ねてしまうのです。
言い換えれば、患者のQOLのためではなく、最期を看取りたくない
から、病院で死なせたくないからとことにすぎません。
 全国どこにでもすばらしい在宅医がいるわけではありませんが、自分の身の回りにいる在宅医の存在を調べておきましょう。
そして、できれば入院などしないで、最初から在宅医に診てもらった方がQOLの高い生活ができ、すばらしい最期を迎えることができるでしょう。
多くのがん患者に関わっていて、日々のQOLがいかに大切かを感じていますが、多くのがん患者は、医療とQOLの関係に気が付いていないのも現実です。
自分を大切にしたいなら、もっともっとQOLについて考えてみませんか。