こういうことがあっていいのだろうか? いや、本当はこんなことがたくさん
あるのではないか・・・と疑念を抱いている。
34年前に、51歳で誤認逮捕され、懲役13年年の刑を受け、服役した
宮田浩喜(みやた・こうき)さんが、ただ一度の人生を検察によって失った
人なのだ。
判決確定7年後に弁護団が検察に開示させた証拠の中に自供を覆す
物証があったのだ。それから再審を請求jし3年後に最新が開始され、昨日
ようやく無罪を勝ち取った・・・のだが、宮田さんはすでに認知症で無罪の
喜びを感じることもできない。
この事件を再審に持ち込めた「証拠」は、検察が隠し持っていたもの
だった。
以前なら、そのままうずもれているようなものだったが、近年の法改正で、
検察に全証拠の開示が義務つけられ、この事件の無罪を示す証拠が
その中で見つかった。
冤罪は人の一生を奪ってしまう。 わが身に例えて考えると、彼の悔しさが
身に沁みて感じる。 こんな例が他にもあるかもしれないと思うだけで、
空恐ろしい。