中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

医師とどう付き合うか(1)

 医師との付き合い方は難しい・・と、誰もが言う。私は多くの患者さんたちと
お付き合いがあるが、医師とのつきあい方、向き合い方は難しいと考えて
いる人がおおい。
 事前の説明が十分にされていない状態で、いきなり治療に入ってしまう
場合も少なくない。 この場合は、あとで文句が言いにくい。 文句を言う
以上は、その医師との決別も考えておかなければならないからだ。
 日本ではどうしても医師優位だと思っている医師が多すぎる。 近年では
物言いだけが優しくなった医師はいるが、それはあくまでも表面的なことで
あって、患者と対等の立場だと思っている医師は少ないようだ。
 日本には独特の制度があったので、長い歴史の中で医師が患者を見下
ろすような世相を作り出してしまったのだろう。
 山崎豊子著の「白い巨塔」の世界がいまだに残っている日本の医療界
である。 医局制度は解体されたと言っても、現実には医局制は生きている。
 医科大学の医局は卒業生たちにとっては就職あっせん所だといっても
過言ではない。 医局のご機嫌を見ながら病院勤めをしている医師も少なく
ない。 無給に甘んじている医師も少なくない。 長時間勤務に耐えている
医師も少なくない。
 そういう人たちが、胸を張って医師と言えるよう何った時に、何かが勘違い
してしまうのだろうと持っている。