うやむやにされるのを嫌って警察に被害届を出し、その後の
協会からの聞き取りに協力しなかったことで理事解任された。
貴乃花は以前から協会の改革を訴え続けている。いったい
協会の何が問題なのか。 ここでは古い昔の事件を紹介して
おきたい。
1932年(私が生まれる2年前という古い話だ)に「春秋園事件」
というのが起こった。この事件は、長い相撲協会の中でも最も
大きく重大な問題だった。なぜかと言うと、改革を求め、それができ
なければ新団体を結成するというものだった。
中華料理店「春秋園」に立てこもった。
①協会の会計制度確立
②興行時間の確立
③入場料引き下げ
④相撲茶屋の廃止
⑤年寄制度の漸次廃止
⑥養老金制度の確立
⑦地方巡業の抜本的改革
⑧力士の生活安定
⑨余剰人員の整理
⑩力士協会の設立と力士共済制度の確立。
興行は人気を博した。
しかし、相撲協会の切り崩し作戦が功を奏して現在につながっている。
改革は今も十分に成し遂げられていないと言えるだろう。
古い体質を絵に描いたような協会に、寄って集るら連中が病巣まで持ち込んでる。