中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

バノン氏去っても、まだ多難か

 昨日予測したように、バノン氏が辞任した。実質的には解任と言ってよい。
バノン氏は昨年の大統領選で選対本部最高責任者としてトランプ大統領を勝利に導いた立役者で、側近中の側近だった。

保守強硬派の政策を主導した「黒幕」と目されてきたが、政権で内紛が絶えなかった。
 トランプ政権では2月に国家安全保障担当大統領補佐官だったフリン氏がロシア疑惑に絡み辞任したほか、7月にはスパイサー大統領報道官、プリーバス大統領首席補佐官、スカラムチ広報部長が相次いで職を離れている。

政権発足から7カ月間で政権内がこれほど入れ替わるは珍しい。バノン氏の辞任で政権が落ち着くかと言えばそうでもなさそうだ。
バノン氏は、閣内を去ってもトランプ大統領を支えるために戦いを続けると宣言している。彼は、保守系ニュースサイト「ブライトバート・ニュース」というメディアの属する人なので、今後も主張を書き続けるだろうが、それがトランプの足を引っ張ることになるかもしれない。
アメリカファースト主義を強くトランプ氏に植え付けてきたバノン氏の退陣で、今後のトランプの言動が気になり始めている。