中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

レコードが新たに発売されるらしい

レコードという言葉が懐かしい。
このブログを読んでくださっている方の中にレコードで聴いたと
いう方が何人おられるのだろうか?
私の人生最初のレコード体験は「落語」だった。
それも初代春団治さんのもので、レコードを聴きながら可笑しくて
大笑いをしていたものだった。
次いで浪曲だった。浪曲というよりも浪花節という方がぴったりくる。
数々の浪花節を聞いた…というよりも祖父が蓄音機の扱いに不慣れ
だったので私が祖父のためにレコードをかけてあげている内に浪花節
好きになってしまったのだった。
私もテレビ、冷蔵庫などなど・・当時としては最先端のものを、金もないのに
次から次へと買うタイプなのだが、私に遺伝子をくれた父親が、同じく
金もないのに新しいもの好きだったようなのだ。
それとも、わが子を育てずに田舎の両親に預けていることへのお詫びの
つもりだったのかもしれないが、当時の淡路島の田舎にはめったにない
品々を持ってきてくれていたが、その一つが蓄音機だった。
レコードは20枚ほどしかなかったが、田舎では昭和16年当時に蓄音機を
持っていた家庭は少ない。
知っている人は知っている(当たり前だが)だろうが、ぐるぐるとゼンマイを
巻いて起動する。レコードをターンテーブルに置き・・・ああ・・なんていうの
だったか・・針のついた・・サウンドボックスかな・・・。
針をそっと静かにレコードの溝に置くと聞こえてくる。
 ソニーが30年ぶりにレコードを発売すると知って懐かしい昔を思い出した。