中原武志のブログ

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交響曲第1番・HIROSIMA作曲は嘘だった佐竹河内守氏の、驚き、桃の木、山椒の木

 「驚き、桃の木、山椒の木」などと書いても通じない人がいるかもしれない。
現代のベートーベンともてはやされた佐竹河内守氏作曲と言われ、大ヒットした
「HIROSIMA交響曲第1番」は、本人が作曲したものではなく、ゴースト
ライターがいたという話も驚きだが、佐竹氏が全聾者ではなく、耳が聞こえて
いたというから、なおさらおぞましい限りだ。
 強烈な耳鳴り(頭なりと言ってよい)に悩まされている私にとっては、全聾者
がこのような交響曲を作曲したという話に感動を覚えていたものだ。
 ベートーベンが耳が聞こえなくなってからも素晴らしい曲を作っていたことは
よく知られている。急に聞こえなくなったというより、私のような強烈な耳鳴りか、
メニエル症による難聴だったのではないかと思われる。
 佐竹氏の場合は、耳は聞こえていたということであり、ピアノは初心者程度だったと
いうし、曲を外注していたに過ぎないということならば、それは詐欺だろう。
 全国ツアーのスケジュールをみてほしい。日本中の本格的なコンサートホール
ばかりなのだ。それだけこの交響曲第1番HIROSIMAの人気が高かったという
ことだろうか。
 とても残念なはなしではある。新垣氏はゴーストライターなどしないで、自分の
名前で曲を発表しておればよかったものをと思うが、それではこのような大ヒットは
生まれなかったのかもしれない。
 全聾者が作曲したという「創作された物語」に、マスコミも含めて多くの人たちが
騙されてきたということになるだろう。
 世紀の大嘘付きと言いたいが、ポピュラーの世界ではこのようなことが日常茶飯事
だというから、ヒット中のポピュラー曲も誰の作曲かわからないということになりそうだ。