中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

地震の前には大漁が??

吉村昭さんの「三陸海岸津波」(文春文庫)には、明治29年と昭和8年の、三陸海岸での大津波を検証した内容が詳しく書かれている。
以前にも紹介したので、お読みになった方もいるかとは思うが、
その中に「大地震発生の前に、各地で大漁だった」ことに触れている。
明治29年の場合も、昭和8年の時も大漁だったようだ。
 
実はこの記述を覚えていたので、今回の東北大地震に際しては
どうだったのだろうと思いながらも、検証のしようもなく、その内に
そのような話が出てくるかもしれないと考えていた。
今日の読売新聞によると、徳島県で大地震の前に、イカが4倍
もの大漁だったと言う記事が出ていて、学者も地震と関係が
あるかもしれないとコメントしている。
 
東北地方で、誰かが漁業に関わる人たちに、これらの確認を取る
聞き取り調査をすることもあながち無駄ではないかもしれない。
魚には自然の変化を感じ取る能力があるのかもしれないので、
この手の話を無視するより、データーを集めることも必要だと思う。