生活習慣病は食生活と深い関係があります。
戦中、戦後の食糧難に時代に育った人たちの中の
30歳の人の身長、体重にそれが見られます。
1945年調査による平均身長、体重と、2010年
調査によるものと比較してみますと
1945年 2010年
★ 身長 男性 160,3cm 171,5cm
★ 体重 男性 55,3㎏ 69,6㎏
女性 身長 148,9cm 158,3cm
女性 体重 49,2㎏ 54,0㎏
となっています。身長体重共に大きく成長しています。
ここで問題なのが、男性の体重です。1945年当時
と比較して、25,9%も増えていて身長の伸び率7%
をはるかに上回っています。肥満体質になっていることが
あきらかです。女性の体重増加は抑えられています。
好きなだけ、なんでも食べられる時代になって、肥満
傾向になり、生活習慣病の代表的な糖尿病が増えたのでしょう。
ここに取り上げたのは30歳のデーターですが、40歳を
超えるとこの傾向が顕著になります。
日本人は体質的に皮下脂肪を蓄えにくく、余ったものは
内臓脂肪につく傾向があります。そこが問題なのです。
女性の場合は閉経後急に女性ホルモンが少なくなると
ともに、それまで女性ホルモンの恩恵で男性より恵まれて
いた体内環境がかわり、生活習慣病が増えることになります。
ここでちょっと一服・・・・・
難しい話ばかりじゃ面白くない。
椅子に座っているときに、どちらかの足を反対側の
脚の上に乗せるということをやっていませんか。
私は、ついつい・・やってしまうのですが、この癖は
良くないのです。生活習慣の中には、多くの癖がはいって
います。女性はやらないでしょうが、指で鼻の穴をいじる
など、何気なくやっていること、はた目から見ると
(その人の癖)が、生活習慣でもあり、病気を誘引して
しまうのです。