南極の棚氷の動向などを調査する英国の研究者チームは
7日までに、南極西部の棚氷で亀裂が発生し、巨大な氷山が
分離して誕生する兆しがあると発表した。
分離すればこれまで観測された中で最大級の1つになる可能性が
あるという。
その大きさは約5000平方キロで、米デラウェア州とほぼ同じ
面積になるとも推定している。
分離が予想されるのは「ラーセンC棚氷」の一角で、棚氷との
接触部分の長さは現在20キロとなっている。
今回の分離が実際に起きた場合、ラーセンCの面積の10%以上が
消えることになり南極半島の地形が根本的に変貌しかねないことに
なると指摘している。
こういう歴史的なタイミングで(まったくの偶然だが)1月26日の
オーストラリアンデーにパース発1日の南極上空飛行というのがある
らしい。
友人から、この飛行に参加する事を楽しみにしているとメールがあった。
ラーセン棚氷のある辺りは、パースに近い場所だから、もしかして、
巨大な棚氷の割れ目を見ることができるかもしれない。