正直言って、陸上種目では日本選手の活躍の場が
あまりない。
多くは予選の段階で振り落とされてしまう。
それだけに、決勝進出を決めるということは大変な
ことなのだ。
前にも書いたが、ファイナリストになるだけでも大変な
ことなのだから。
棒高跳びというと、1938年のベルリン大会で、暗くなって
から決勝で戦っていた日本選手の姿を思い浮かべる。
当時は、もちろんテレビなどはなく、小学校に入学してから
映画を学校で見たのだった。
今のように、同時中継どころか、ベルリン五輪を見たのは
大会の4年後ぐらい後だったのだろうと思う。
そのベルリン五輪では、西田修平選手と大江季雄選手が競り合い、
西田選手が銀メダル、大江選手が銅メダルだった。
実は、西田選手はその前の1932年のロス五輪でも銀メダルに
輝いている。
私は、あのベルリン大会での夜の決勝戦を見たときから、日本は
棒高跳びが強いのだと思っていた・・・擦り込みというのは、こういう
ことなのだろうな。
さて、沢野大地の決勝での戦いはどんなものになるのだろう。
今から注目しておきたい。