行われた日、私は感激していた。世紀の研究だと浮かれていた。
あのiPS細胞がアメリカでの学会の場で発表されたとき、座長を務めて
出されている雑誌に掲載されたということもありる。兵庫県にあるスプリング
エイトという巨大施設を知っている方もおられるだろう。ある日、電車で知り合った
ドイツ人が、理研に所属し、スプリングエイトで働いていると知った時も、
理研ってすごいな~と思った喪にだ。
嘘だとは思ってもいなかった。
iPS細胞との比較表まで記者団に配ったのも理研がやったことだったのだから、
100%信じていたものだ。小保方さんを信じたのではなく、理研と論文の共同
執筆者を信じたのだった。と言っても、今では言い訳にしか聞こえないが・・。
世界最高峰の科学雑誌ネイチャーだって小保方さんを信じたというより
理化学研究所および著名な論文の共同署名者を信用したのだろうと思う。
だが、あの記者会見が終わって、私が興奮しているとき、妻はこう言った
ものだ。
「そんなすごいものを作り出した人とはとても思えない。どこかのクラブで
働いている人のようにしか見えない」と。
私は、それは記者会見の場ということもあるからではないか・・と言ったが、
妻は「割烹着を着て、寝る間も惜しんで研究してきたという人が、記者会見の場で
つけ睫毛をして、濃いアイシャドウをするなんて考えられない。だから、この人を
信じられない。彼女には何か胡散臭いものが匂う」という。
後日、様々な事実が暴かれて、STAP細胞が嘘だとわかった時「やっぱり、
そうだったでしょう」と妻に言われて、私は何も言えなかった。
女性というのは、凄い観察力があるものだと思ったものだ。
理研の男性科学者たちも、騙されていたのだろうが、女性研究者は疑って
いたのかもしれないと思ったりする。
そういえば、男性を見る目は、男性の方があるかもしれない。
これまで何度も書いてきたように、詐欺を働く人が多いが、私の経験では
男性の方が多い。だから、私には、彼らの嘘がすぐに見破ることができる。
女性の詐欺師だったら、騙されていたかも?なんて、思ったりしている。
明日は、美術展の搬入受付日、土日は開催日と多忙になるので、しばらくは
ブログを書く時間もないが、 どうか、美術展に足を運んでください。
。そこには素晴らしい作品が待っていて、本物の感動を与えてくれますよ。