中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

フィギュアスケート・平昌五輪は、どうなるか、私の予想

 グランプリ(GP)ファイナルの結果は、羽生結弦(22)が男女シングルを
 通じて史上初の4連覇を達成した。
 宇野昌磨(18)も2年連続の銅メダルを獲得した。
 女子は、日本のエースである宮原知子(18)がロシアの4選手の中にあって
 銀メダルを掴んだのは大きな自信になったことだろう。
 韓国で開催される平昌(ピョンチャン)五輪まで残された月日は少なくなってきた。
 ピョンチャンまでの国際大会は残りわずかしかない。
 1月の四大陸大会、3月の世界選手権、来年のGP大会6試合とGPファイナル、
 このほか、日本選手権などしか残されていない。
 世界の強豪が集まっての試合ともなれば、3月の世界選手権と来年12月の
 GPファイナルしか残っていない。
  では、平昌(ピョンチャン)五輪では日本選手は大丈夫なのか?
 羽生選手に「おんぶにだっこ」で安心しておられるのだろうか? というと、
 それほど簡単なものではない。
 3月開催の世界選手権だって羽生が勝てるとは限らない。
 GPファイナルでは不調だったフェルナンデス選手は世界選手権2連勝中で
 あり、3連勝を狙って体調のピークをそこに持って行っている感じだ。
 何んと言っても「世界選手権」の方が格上なのだから。
 今回のGPファイナルのFPの成績では羽生は2位だった。
 誰が1位だったのか、今年突然のように現れたアメリカのチェン選手が、
 フリープログラムで羽生を抜いたのだった。
 チェンの強みは何種類もの4回転ジャンプをこともなげに飛べることである。
 世界選手権で、チェンがこのような演技ができたなら、優勝だって持っていきそうな
 感じでもある。
  フィギュアスケートの世界はこの2年間で大きく様変わりしてきた。とにかく
 4回転ジャンプを、何種類、何回飛べるか、美しく飛べるかでジャッジが違って
 くる。高橋選手などは良い時期に引退したのではないかと思っている。
 アダム・リッポン選手とか、かつての王者であるカナダのチャン選手なども、間もなく
 引退するのではないかと思っている。4回転を美しく、数多く飛ぶには体力、筋力
 の鍛錬が大変なようである。
 男子では、羽生、フェルナンデス、チェン、宇野の4選手がピョンチャンまで争う
 ことになるのだろう。それまでの間に、どんな新人が現れるかにも興味がある。
  女子はどうか
 とにかくロシア勢が強すぎる。GPファイナルに4選手が出てきたなんて、さすが
 ロシアと思った。ロシアが強いのは昔からだが、しばらく音なしだったことの方が
 不思議なほどだった。
 ロシアには、メドベデワ、ラジオノワ、ポゴラリヤ、リプニツカヤ、トクタミシュワ、
 レオノワ、ソツコワ、ソトニコワなどシニアの選手だけで8人も強い選手がいるが、
 今年のジュニア歴代最高点で優勝したザギトワ選手(14歳)の将来が大いに
 楽しみだ。この選手は凄いぞ!
 女性はロシアの圧倒的な選手層に太刀打ちできる国は日本だけではないだろうか。
 宮原選手はその練習量の多さで自信を高めてロシア勢に向かっている。
 今年のジュニアGPファイナル3位となった坂本花織(16)は、いまいち安定感がない。
 宮原並の練習量でカバーする以外にないだろう。
 他に、本田真凜紀平梨花、松原星、白岩優奈、山下真瑚、横井ゆは菜、
 新田谷凜、青木祐奈、岩元こころ、
  などがいるが、どの選手も、コーチに恵まれ、練習を多くして励むより
  他にないだろう。個人的には、本田、紀平、坂本だが・・。