自民党総裁選挙をめぐっての争いが激化している。
谷垣総裁は、総裁選出馬を見送ったという。
当たり前と言えば、当たり前。当然の成り行き。
異常事態だった。
批判する他の野党から出された問責決議案に賛成したというのだから、
なにを考えているのか、馬鹿らしいほど、わけが分からない。
自己矛盾、自己否定と言われても仕方のないほどの迷走ぶりである。
しかし、あの頼りない谷垣総裁の鶴の一言で3党合医をしたわけでもないだろうし、
ましてや、問責決議案賛成も鶴の一声なんてわけはないだろう。谷垣総裁には
鶴ほどの権威がなかったからである。
それなのに、今度は3党合意の責任、問責決議案賛成の責任を問われて、
総裁選出馬を見送った。
石原幹事長も、3党合意、問責決議案賛成にもかかわっていた責任者である
はずなのに、総裁選に出るという。
いったい何を考えている輩かと、腹立たしくなるが、所詮政治家とはそんなもの
なのだろう。
このような浅はかな、行動をとる政党が次回選挙では圧勝になるかもしれない
と言う。大丈夫なのか日本は・・・と、危機感を強く持っている。
国民がぶれればぶれるほど、政治家もぶれる。その結果として衆参ねじれ国会
となって、何事もできない状態になる。
民主党だって、あの大災害が起こらなければ、もっと評価が違ったに違いない。
観ようによっては、よくやったっとも言えなくもない。自民党がやっていたって大した
変わりがなかったはずだ。なぜならば、自民党が敷いたレールが間違っていたの
だから。
大阪維新の会の橋下さんが、今後どのような荒波を立てるのか予想は困難だが、
彼の言っていること、やっていることには一理がある。そして何より、どの政治家よりも
事故るしている点がよい。だが、それが国政に通用するのかどうかが問われるだろう。