中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

したたかな菅さん

 内閣不信任案を、うまく切り抜けた菅さん。その後はのらりくらり。
鳩山さんの「ペテン師」発言あり、自民党からはぼろくそに言われながら、
一向に引退時期を明らかにしない菅さん。
 よく考えれば、自民党もバカなのだ。
「引退を明らかにした首相に協力できない」と勢い込んで切りこんだもの
だから、菅さんは開き直った。
 菅さんにしてみれば、「大震災復興や原発事故収束に目途が付けば、
とは言ったが、いつやめるなどとは言っていない。辞める時期を明らかに
すると『やめる首相には協力できない』というのだから、言えるわけがない」
と、思っているのだろうと想像している。
 菅さんは、震災前頃には、目が泳いでいて、心ここにあらずと言った感じ
だった。やる気を無くした気持ちが目に現れていたのものだ。
ところが震災後は、目に元気が出て来ている。本人のやる気が現れている
のだ。首相としての資質があるかどうかは別にして、やる気だけは満々と
あるように見える。
 私としては、復興に向けての主要法案と、今後のエネルギー問題の
ネックになりそうな、電力買い取り制度をしっかり決めてからやめればよい
と考えている。
 首相やその周辺が、私のブログを見ているはずもないが、私が書いた
方向に向かっているのが歓迎したい。
 できれば、発電、送電を分けてしまう法律まで手掛けてほしいものだと
願っているが、これは強烈な反発があって難しかろう。
 しかし、昨日書いた危険極まりない「マークⅠ型」原発の運転停止にも、
関心を示して下さっているようで、ぜひともこれを決めてほしいと願っている。
 ビシッとした後継者が決まっていない今、慌ててやめることはない。それより
も、後の人たちがやれないことを、開き直ってビシッと決めて置いてもらい
たいものだ。