中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

いろはカルタ.Ⅱ(ま)

「蒔かぬ種は生えぬ」

ちょうど今頃は田植えをしている農家が多い時期です。

最近は苗を農協から購入する農家もあるらしいが、

娘が嫁いでいる家では、苗作りから始めている。

どんな植物でも種をまかねば、何も生えてはこない。

一粒の麦という言葉があるように、たった一粒の麦から数百の小麦ができる。

私の後半生は、人に種を植える人生だったような気がする。

それがどれだけ実ったのかわからないが、私なりに努力してきたつもりでいる。

今の日本は食料の自給力が低い。

一旦何かがあればたちまち食うに困るようになる。

採算が取れないと嘆きながらも、稲を植え、野菜の種を蒔いて育てる農家にもっと感謝しなければと思う。

多くの人達は、日常的に農家への感謝の気持ちを忘れないでほしいものだ。

外国から輸入すればこと足りると考えている人は、余りにも食料に対する認識が足りたい人だろう。

蒔かない種は生えてこない。

土に種、人には教養を蒔こう。