気が付いたのは二週間ほど前ですが、今年も燕が戻ってきています。
向いの電線に4羽が止まっていました。
その内の二羽が上階のベランダに巣をつくっているようです。
毎年、同じ場所に巣を作ります。
未だ子どもは生まれていないようで、鳴き声が聞こえないと妻が言っています。
洗濯物を干すときに、子どもたちのさえずりが聞こえるのだけど、まだ聞こえないと言います。
ツバメの生態について調べてみましたが、検索では充分納得出来るものはありませんでした。
私が興味があるのは、ツバメたちは、子どもが大きくなるに従って親子で訓練?をしているように飛んでいることです。
小燕に餌を運んでいる時期は、親燕が忙しそうに一日中働いています。
燕は、空中を飛びながら虫などを捕るのです。
私の住まいは六甲山中腹ですから、燕にとって餌場としては最高だと思います。
コドモが大きくなると、電線に止まる羽数が増えます。
ここからが不思議なのですが、検索では書かれていません。
コドモが十分に育ったと思われる頃になると、突然に姿を消します。
そして近場の山の中に集合するのです。
その頃になると、夕方の虫が多くなる時間帯に谷に沿って多くのツバメたちがエサ取りをしているのを見かけるようになります。
そして、中秋の名月の頃のある夜に、一気に飛び立って姿を消してしまうのです。
巣を作り子育てをする場所、子育てが終わった頃に別の場所に移って中集団を作り、しばらくして大集団を結成し、ある夜に南の方角に飛んでいくように思っています。
その夜が、いつなのか、15年間関心を持って見ていますが、私の予測が的中したことがない。
しかし、中秋の名月の少し前には違いありません。
何を合図に燕たちは大集団で移動するのか?
興味津々んなのですが。
時速45キロほどで一日300キロも飛ぶことが分かっているらしい。
タイ、フリイピン、オーストラリアまで飛んでいぅらしい。
太陽光で方角が分かるらしいという。
ある夜に消えるのも、明るさなどに関係があるのかと思っています。
つばめを迷惑だという人が増えているそうです。
しかし、はるばる何万キロも飛んで戻ってくる命を大切にしてあげたいと、私は思っています。