中原武志のブログ

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デルタ株の怖ろしさ再確認

今はオミクロン株にみんなの関心が集まっています。

しかしデルタ株がどうして多くの重症者を生み出したのか、改めてデルタ株の恐ろしさを知っておきましょう。

未だ、世界の主流はデルタ株であり、オミクロン株に置き換わっているのは南アだけのようです。

デルタ株とオミクロン株の特徴などを、しっかり見つめ直しておきましょう。

オミクロン株で現在分かっていることは、感染力が強いこと。

ワクチン接種者に対してもスルー感染力が強いことです。

重症者が少ないのは、ワクチン接種とも関連があるようですが、定かではありません。

一方、デルタ株は日本でも多くの感染者を出し、多数の重症者を作りました。

その理由が東大などの研究班によって分かってきています。

研究班の論文が専門誌のネイチャーに掲載されています。

それによると、デルタ株の「P681R」と言う変異が重症化させているということです。

この変異が、感染した細胞同士をくっつけて塊を作ることが判明しました。

平均で約3、6倍の細胞の塊を作るようです。

感染した細胞が死ぬと、肺の炎症が強くなり重症化を招き体重減少が起こるようです。

デルタ株の感染によってこのような症状が起こっていたことが分かったのは初めてです。

オミクロン株の場合に、同じような変異があるのかどうかも分かっていませんから、今しばらく解析などの研究を待たねばなりませんが、重症化させる変異があるかないかが、大きな注目点です。