東京オリンピックの開催にまっしぐらの政府と IOC と JOC だが、ここに来て大きな問題を忘れているのではないかという実情が現れてきた。
以前から空港の検疫が甘すぎることを何度も指摘してきたが、オリンピックを開催するという国がこんなに水際対策が甘くていいのだろうかと、その脇の甘さに驚いている。
いま外国から日本に到着した客たちには、比較的安全な国から到着した客も、感染拡大中の国から来た客もいるはずだ。
ところが、空港に到着すると、出発地に関係なく列を作って入国審査を待たされるという。
しかも、ソーシャルディスタンスを守らせず、狭い間隔で並ばされるらしい。
帰国した日本人の証言だ。
インド、パキスタン、ネパールなど、インド株の感染拡大が進んでいる国々の入国者も、豪州からの入国者も混ぜて並ばせると言う感覚は、菅首相の言う、
万全の体制からは、大きく離れている。
こういう現実を、関係省庁が知らないと言うことにも問題がある。
感染の恐れはあるだろうが、野党議員は命がけでも、このような実態を詳細に調べる気はないのだろうか。