までに、新型コロナウイルスの全ての感染事例の約59%で
感染源が無症状者になっている可能性があるとする新たな調査
結果を発表した。
米医師会誌が掲載した。現実に起きている事態を踏まえた研究
結果ではなく予測モデルに基づく推論とした。中国で実施された
研究8件のデータを活用したという。
これによると、あり得るシナリオを広範に考えた場合、感染の少
なくとも50%は無症状者を通じたものと推測された。
予測モデルでは、全ての感染事例の約59%の感染経路は症状が
ない人々だったことが判明。これら無症状者の約59%のうち、
35%はいまだに症状がなく、24%は症状が決して出ない人々
だった。
今回の研究結果はあくまで推定上の分析であり、現実にも当ては
まり得るのかはさらなる研究が必要とも強調。
現実の社会ではマスク着用や対人距離の一定の確保などの予防策が
個人を守っているとし、仮に感染したとしても地域社会に及ぼす
リスクの軽減が機能しているとも述べた。
ここで米国CDCについて書いておきたい。CDCはアメリカだけ
ではなく世界にもネットワークを持っている組織で、医療に関する
研究機関としては、とびぬけた巨大組織でもある。CDCは数万人と
いう研究者がいて世界の医療界をリードしているといってもよい。
ただ・・そういうすばらしいCDC がありながら、アメリカがなぜ
世界の4分の1もの感染者を出すに至ったかにたいして、私は大きな
疑問を持っているのだが。