神戸は今日から梅雨に入った。明日は大雨だそうである。
神戸では連日28度を超える暑さであり、梅雨に入って湿度もぐんと上がる。
これで新型コロナウイルスは一気に収束するのだろうか? 例年は嫌いな
梅雨も、今年は期待をもって歓迎しているのだが・・さてさて・・。結果はまだ
まだわからない。
高温多湿と言う視点から考えると、日本を含むアジア地域で報告されている
感染による死者の割合は、今のところ欧米各国に比べて極めて少ない。やはり
高温多湿が関係があるのだろうか。
まずは人口100万人あたりの死者数だが、最も多いのは英国で593・1人で、
欧州の中では比較的少ないドイツでも103・2人なので低い数値とは言えない。
米国は329・7人になっていて、米英の死亡率の高さは何故かと訝ってしまう。
一方、アジア各国・地域はこれらの国と比べてぐんと少ない。 アジア圏では多い
日本でも7・2人。韓国は5・3人、台湾にいたっては0・3人に抑えている。ベトナム
などは死者がゼロである。 ベトナムの取り組み方を見ていると、それもうなずける。
長崎大熱帯医学研究所の森田所長によると、コロナウイルスは「エンベロープ」と
いう脂質の二重の膜で覆われている。この膜は熱や湿度に弱く、膜が壊れると感染
性を失う。 そのため新型コロナウイルスも気温が高く、湿度が高くなるほど感染力が
弱まる可能性があるとみておられる。
北海道大の高田礼人・人獣共通感染症リサーチセンター教授も、一般的にウイルス
は高温や紫外線によって感染力が弱まると指摘している。 空気が乾燥していると、
口から出た飛沫(ひまつ)の水分が蒸発し、軽くなるため長時間浮遊する。逆に湿度が
高いと、水分が奪われにくいため飛沫は重く、落下しやすい。太陽の紫外線はウイルス
のRNAを傷つけるため、働きを弱める効果があるという。 宮崎大などの実験では、
深紫外線LEDを照射すると、新型コロナウイルスが感染力を失うという結果も出ている。
もしこれらの仮説が当たっていたとするならば、28度、30度を超す日が続きこれから
梅雨に入ると一気に新型コロナウイルスが日本から姿を消すのだろうか???
問題はクーラー使用だと思っている。