中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

ノーベル賞の・本庶佑さんと意見一致?で気分がよい

 昨夜のNHKスペシャル「コロナ危機・パンデミックは収束するか」を

ご覧になった方は多い??と思うのですが・・。 なかなかのものでしたね。

それぞれの立場があるので少々微妙な発言もありましたが、その中で

本音が出ていました。

 出席者は・ドイツからパウル・エーリッヒ研究所所長 クラウス・チヒュテク氏

        キングス・カレッジ教授でWHO事務局長上級顧問の渋谷健司氏

        米・コロンビア大学教授 疫学者 ジェフリー・シェイマン氏

        米・マウントサイナイ医大病院呼吸器部門部長 チャールズ・パウエル氏

        国際医療大学病院成田病院 感染症部長 加藤康幸氏

        京都大学特別教授 2018年ノーベル医学・生理学受賞 本庶 佑氏

 そうそうたるメンバーで、約2時間の討議でした。再放送もあるかと思われますので、

まだ見てない方は、ぜひご覧になってください。 もう一度みてもいいのではと思います。

 いろんなことを討議されていましたので、ここでは省きますが、私がいつも書いている

ことと同じようなことを本庶先生がおっしゃっていたので、ちょっと気分を良くして書いて

みようと思っているだけで、詳しいことは是非とも再放送をご覧くださいね。

 日本の現状について、本庶先生は、PCR検査が少なすぎることで、感染者数は

1ケタとか2ケタ違いように思うので、全く信用できできないと。政府の後手後手の

対策には問題が大きいと。ただし、死亡者数は、誤魔化しがそれほどできないと

思われるので、欧州。アメリカなどの死亡率と比較して東アジアの死亡者数の少なさ

は、こんご大いに研究課題となるであろうと。

 アメリカは世界一多くのコロナ関連死亡者を出している。それだけに症例にも詳しい。

新型コロナウイルスの特徴は何か・・という点で、無症状者が感染を広める点や、

症状が現れる前に他人にうつすという特徴をもっていることだという。

  急激に症状が悪化するのはなぜか?? ここで・・私が1か月以上も前から何度も

書いてきたことと一致する報告が現場で治療する医師たちから報告された。

 急激に症状が悪化するのは自己免疫異常(サイトカンストーム)によって血管への

攻撃が高まり、各臓器などに増悪が起こる。 自己免疫異常はリュウマチなどの原因にも

なっている。 私は「肺塞栓症」と言って、肺動脈の半分が詰まっているという際どい

病気を持っているので、新型コロナウイルスが「血栓」を作りやすいということに大きな

感心を持っていて、何度もブログに書いてきた。 血栓は心臓、脳にも飛ぶ。肺、心臓、

脳という重要な部位に血栓が飛ぶとどうなるか? 一気に少々は悪化するだろう。

 本庶先生がノーベル賞を受賞した医薬は「がん」特効的な働きをする。面白い発想で

免疫を抑えるという発想なのだ。 だったら・・新型コロナにも使えるのでは?と、おもって

いた・・ただ・・とても高価なものだけに安易に使えないだろうが・・・。 ワーファリンのような

薬を最初から投与すべきでは・・とも書いたことがあるが・・アメリカでは、そうしていると・・。

 素人の勘なのだが・・・勘が当たっているという点では納得だ。サイトカンストームという点

でも・・勘は当たっていた。 治療薬ができるかどうか・・世界中で競って研究しているが、

いまは既成薬の多種類を試すほかないだろうと・・。

 ワクチンについては意見が分かれた。多分・・立場の差があってのことだと思えるが。

すでに治験に入っている研究が世界でいくつかある。来年の初めにはワクチンが完成

できると明言している研究機関も少なくないという発言もあった。 ただ・・本庶先生は、

ワクチンは一種類ではなく、同時にいろんな種類を作るべきだとオッやってはいたが、

「私は。ワクチンには期待しておりません」とも仰っていました。 何度も書いてきましたが、

ワクチンは、それほど簡単にできるものではない。できたとしても、最初の3年ほどは

自分には打たない方がいいかもしれない。 また、新型が変異しているとすればワクチン

の方が追い付かないだろうし。

パンデミックから抜け出すには、 三密を避け、社会的距離を守り、感染拡大にだれもが

配慮しながら、徐々に抗体を獲得していくほかに道はない。 ただ、抗体を持った人が

再感染しないという証はいまのところはない。

 いったん影を潜めているように見える新型コロナウイルスは、今後何十年間も地球上

に生き残って姿を変えながら、なんども人類を脅かすだろう・・と、だれも一致していた。

ウイルスと共存していかなければならないようなのだ。 いずれは・・・だれもが罹る

だろうということであった。