2020-04-01 京都産業大学の3人から42人に感染拡大・・まだ増えるかも 京都産業大学の学生を中心とした新型コロナウイルスの感染は 4月1日も新たに確認されて、午後3時現在で42人に上っています。 京都市にある京都産業大学をめぐっては、政府の自宅待機要請の 前にヨーロッパ旅行から帰国した卒業生3人の感染が確認されました。 そして3人が感染確認の前に参加していた2つのゼミの送別会と、 サークルの懇親会の参加者を中心に、「クラスター」と呼ばれる感染者の 集団が発生しました。さらに感染は京都産業大学の学生と接触した人 たちへも広がっています。その1つが、感染していた学生が参加していた、 先月23日に京都府井手町で開かれた地域活性化のための交流会です。 この交流会では出席していた役場の職員や地元の住民などのうち、 3月31日までに8人、1日も2人の感染が確認されました。また富山市でも 1日、感染していた京都産業大学の卒業生と一緒に食事をするなどして いたいずれも20代の友人の保育士ら2人の感染が新たに確認されました。 学生たちは春休みで実家に帰省したり、学校を卒業して引っ越したりして いたため、京都府だけでなく和歌山県や愛媛県、それに大阪府など11府県 で感染が判明していて、学生やその周辺の感染者の数は1日午後3時現在 で42人に上っています。 この感染拡大については、政府の水際対策の甘さを感じます。3月中旬に 帰国した大学生たちに自宅待機を要請していなかったということです。