中原武志のブログ

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豪州・昨年の気象は観測史上、気温最高、降雨量最低

    豪州・昨年の気象は観測史上、気温最高、降雨量最低だった!!

 オーストラリアの気象当局が9日に発表した気候に関する報告書によりますと、去年1年間の平均気温は平年を1.5度上回り23.3度と、観測史上最も高くなりました。とりわけ、南半球で夏にあたる去年1月と12月は熱波に見舞われ、12月18日には各観測地点の最高気温の平均が41.9度と過去最高を記録しました。 また、1年間の平均降水量は277.6ミリと平年よりも40%ほど下回り、最も乾燥した1年となりました。  オーストラリアでは南東部を中心に大規模な森林火災が続き、去年9月からこれまでに27人が死亡し、住宅2100棟以上が全焼しました。 気象当局の報告書では、気候変動が熱波や森林火災の危険性を増大させる要因の1つになっていると指摘しています。しかし、気温が高く空気が乾燥している条件ではユーカリは自然発火しやすくなります。ユーカリとは、そういう木なのです。近年は時に放火を疑われるブッシュファイアーもありますが、ユーカリが樹木のほとんどである豪州にあっては、ブッシュファイアーは避けては通れないでしょう。森が燃え、高熱になって、落ちていた種が芽生えて再生して行く過程を何度も何度も繰り返してきたのが豪州です。 ゴルフ場などにいくと、その面影を残したユーカリの大木を多く見かけます。現在発生中のブッシュファイアーでは、コアラも多くの犠牲を出しているようですが、コアラだって、大昔からそういう中を生き延びてきたのでしょう。今は人間どもが自然に近づきすぎていることの方が問題かもしれません。