「大規模ショッピングセンターはシニアの楽園」だと書いた
記事が毎日新聞に掲載された。首都圏で相次いでオープンして
いる大型ショッピングセンターはシニアの楽園と化すだろうと
いう。なるほどそうかもしれないなとは思うが、ちょっと待った！
シニアって何歳から何歳までを言うのだ？？？ この記事を書いた
人が「シニア」をどうとらえて書いたのかが分からない。
シニアっていったい何歳からなのか？ ２５年も前に、西豪州の
日本クラブで行われていた「シニア会」が、どんどん参加者が
少なくなってきた。ちょうど会長になったばかりだったので、みんな
に聞いてみると「死にや！会」のような響きがあって嫌だという。
私は即座に「コアラ会」にしようと提案し、そうなった。以降コアラ
会は盛況になった。ネーミングってこんな効果があるものだ。
ところで、この記事を書いた方はまあまだ若い・・・とおもう。
シニアのことが分かってない・・と思うのだ。言い換えれば、まだ
若造が書いたなと思えるのだ。シニアと言う英語には高齢と言う意味
だけではない。例えばシニア・ハイスクールと言うのは高齢者高校か？
違うでしょう！！ 高齢者という表現なら、年齢が高い人すべてを含む
ことが出来るのあが、シニアでは何歳からなのか定かではない。
日本ではシルバーという言い方もする。なにがシルバーなのか？髪が
銀色だから？ だったら禿げている人はシルバーではないのか？？
シルバー人材センターなんていうのもある。あまり良いネーミンング
とは思えない。なんでもカタカナにすればいいものでもない。
取り入れた。たしかに・・前期高齢者になった辺りから体調が
崩れやすくなり、後期高齢者になった辺りから一段と不調に
なりやすい。だったら私のように８５歳になったら末期高齢者
と言えるかもしれない。 さてさて、また逸れてしまった。
大型ショッピングモールで楽しめるのは、まだ若いという証拠
なのであってシニアと決めつけるべきじゃない。８０歳も過ぎれば
尻の肉がなくなってクッションのない椅子には骨が椅子にあたって
痛くて座れない。だから「死にや」年齢は辛い。ショッピングモールで
楽しめるのは、やはり若人たちなのだよ。だいいち、最近のデパート
やショッピングモールには、ゆっくり座れる椅子も少なくなっている。
高齢者は歓迎されていない証拠だと思っている。
