ついて先ほど書いたのだが、火の手がシドニーに迫っていると
いう。迫っているといっても、もちろん郊外なのだが、郊外に
私の知り合いもいるから心配だ。
ユーカリと言う木は発火しやすいと先ほど書いたばかりだが、
それで思い出したことがある。 パースの冬はそれほど寒くは
ないのだが、暖炉があった。冬が始まる前に暖炉用の薪を3トン
買い求め、ガレージ内に積んでおく。一個が数キロもある薪だった。
その薪を暖炉で燃やす。とてもよく燃える。なので火が美しく、
暖炉の前に座って、じっと火を見つめていたがそれが原因で10年後
に両目が網膜剥離になったのでは・・と疑っている。
すべての薪を使った後に出る「灰」の量が、ほとんどない・・に
等しい少なさなのである。日本の場合、毎日のように灰の掃除を
しなければならない。 その灰が全くと言ってよいほどでないと
いうのが不思議だった。 安全燃焼と言っていいのかもしれない。
ブッシュフイァーがあっても、日本の山火事のように残骸があまり
残らないのではないか・・と思ったりする。それだから、火の勢いが
強いので近くでブッシュファイアーがあると怖いだろうと思える。