マスコミが、土砂災害警戒区域外とか、浸水想定区域外で
被災が起こっていると書いている。こういう騒ぎ方をすると
どうなるか? 自治体が責任逃れに、区域を一気に広げて
しまうことになりかねない。
何事も「お上」に頼りすぎる日本人の悪い癖だとおもう。
わたしは、情報を丁寧に確実に住民に伝えるようにと望むが、
区域指定をやたらと増やしてほしくないと考えている。
地方自治体は、危険地域指定を広げるようなことをしないで、
どうすれば住民に確実な情報を早く届けることができるかを
もうちょっと研究してほしい。 地域の人たち突っ込んだ話し
合いを持ってほしい。 指定区域を広げたり、避難勧告や指示
を出す方が楽に決まっている。 だが、自治体は楽をしては
いけない。 住民を守るための方策を真剣に考えるべきだ。
学校の問題でもそうなのだが、行政に真剣さが足りないように
おもう。 縦割り行政のための貧弱さが問題なのだ。もっと、
横の連絡を(といっても、その意味が分かっている人も少ないが)
取り合行政であってほしい。隣の課で係りで、なにをやっている
のかが把握していないようでは緻密な行政は出来ない。
災害問題では、予測、対策、情報把握、情報の連絡などを根本的に
考え直さなければならないのではないだろうか。住民を脅すような
対策があってはならないと思う。