中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

エゴが出しゃばれば「復興」は遠のく

阪神淡路大震災の時もそうだったが、このような災害の後には、 様々な形で支援、保障などがある。 また、復興に向けての合理的な都市計画も出てくるものだ。 それらの足を引っ張るのは「エゴ」という厄介な代物だ。 エゴには、周囲と同調を好まないという意…

自民党・吉野正芳氏の質問に本音が露呈

現在福島第1原発で行われている「水棺」に向けての作業は、 やはり思った通りに難航している。 水を入れ過ぎると格納容器の圧力が大気に近づき、下手をすると 水素爆発の恐れがあるからだ。 作業を開始してみたが、その恐れが出てきたので、水の量を以前の …

政治を深く読まないとだまされる(2)

このブログで、以前に菅さんは首相の器ではない、今やるべきことは 福島原発の現場で陣頭指揮を執ることだ、と書いた。 どうして菅さんは首相の器ではないのか。彼はある意味で 器が小さい。と言うことは大物政治家ではない。言い方を変えよう。 彼は大きな…

政治を深く読まないとだまされる(1)

政治家と言うものは、したたかなものだ。正直言って私にはできない。 平気でうそを言うこともできないし、体力的にもできない。 そう言う意味では、政治家は「平気で嘘が言える」「嘘を言っても 良心が傷つかない」「体育会的な体力がある」「ストレスがたま…

がん患者に関わる人って?「コメント」に答えて

私のブログには、あまり投稿がないので「コメント」をよく見て いませんでした。申し訳ない。 コメントの中に、こんなことが短く書かれていました。 「がんに関わる人ってどんな人たちなのだろうか?」と。 これを読んだ時、一瞬どう答えたらよいのか戸惑い…

私流生き方(45)

新しい「わが家」に引っ越した。25坪の家の内、半分が住処で 後は倉庫代わりにしていた。 しかし、ここからが大変だった。 もともと資金のない私に正木さんが「養鶏をやれ」と言ったのが ことの始まりだった。 餌代は貸してくれると言うが、借りたものは返…

私流生き方(44)

話しをどんどん進める。詳しく書いていたらきりがないから。 わが家を6か月間かかって自力で建築した。棟上げ以外は 自分ひとりでやり遂げたことが、その後の人生の大きな糧と なった。家を建てる中で、様々な経験をした。初めての経験ばかり だった。誰も…

私流生き方(43)

自力で家を建てる・・・・簡単なようで簡単ではない。 まず建築確認書を提出することから始まる。もちろん図面も自分で ひいて建築確認書も自分で書いて役所に提出し、認可を受けてから でないと建築を始められない。 柱や梁と言った主要な部分には、古材を…

福島原発が日本を救う日

福島原発事故は、津波が引き金だっとはいえ、やはり後の処理の仕方の遅れが招いた「人災」に違いない。 各原子炉が水素爆発を起こし、放射線を大量に放出させ、周辺に がれきを撒き散らしてしまった。 放出した放射線と、多くのがれきが、その後の作業をより…

一か八かの大勝負の「水棺」作業

このところ毎日、ハラハラドキドキしている。 福島第1原発でやっている「水棺」に向けての作業が気になるからだ。 下手をすれば、今度こそ救いようがなくなってしまう「水素爆発」が 起こる可能性があり、水の重さで格納容器が壊れてしまうこともある。 水を…

私が受けた放射線量

日本中の人が今、放射線量を気にかけているか,心配している。 よほどのことがない限り心配いらないと言っても恐怖はなくならない ようだ。 福島第1原発周辺では、周囲に落ちているがれきの中に900ミリ ベクレルのものがあった。発表されている中では最も…

旅の想い出あれこれ(2)オーランド編

A-JAコラム JA2011年4月号 「旅の思い出あれこれ」(2) 連載 第16回 六甲庵独り言 旅の思い出あれこれ(2) 「オーランド」(アメリカ・フロリダ州) オーランドにはこれまでに4度訪れている。最初の2回は妻と二人で、 次いで娘と3人で、そしてパース…

旅の想い出あれこれ(1) ミラノ編

A-JAコラム JA2011年3月号 「旅の思い出あれこれ」(1) 連載 第15回 六甲庵独り言 旅の思い出あれこれ(1) 「旅は道連れ世は情け」とか、「旅の恥はかき捨て」「旅は憂いもの辛 (つら)いもの」など旅に関する言葉は多い。「旅」の語源はいろいろ あ…

JAニュース新聞連載コラム掲載について

オーストラリア在住14年間、シドニーの「JPオーストラリア」 という雑誌に13年間コラムを連載した。 もう一つパースに在る「JAニュース新聞」にはエッセイを連載 し、帰国後も続いて連載いしている。 2005年までの記事は、 http://www.tnakahara…

大自然を考える。

鹿児島県、熊本県境にある新燃岳が土石流発生の恐れが あるとして退避勧告が出た。 九州は宮崎県をはじめとして口蹄疫で苦しめられ、多くの家畜 を失っただけでなく、葬ると言う過酷な経験を余儀なくされた。 各地で、鳥インフルエンザによる殺処分は何十万…

私流生き方(42)

どうして水盛器と言うのが必要なのかさえ、数日前まで私は知らなかった。 家を建てるには水準を決めなければならない。今なら立派な器具があり 簡単に水準を取ることが出来る。そして、基礎コンクリートをすれば万全だ。 しかし、当時はまだ柱の土台に石を使…

私流生き方(41)

いわく因縁つきの土地に養鶏場を建てると決めてからは、経理業の 方はやめることにした。 どんなものを建てようか・・・資金は??? 考えても、心配しても仕方がないので、とにかく図面を引くことにした。 図面を書いていると慾が出てくる。自分たちが住む…

残された動物たち

原発事故によって立ち入り禁止となった地域には多くの動物が 残されたままになっている。 福島県によると、原発20キロ圏内の避難指示区域に牛約3000頭、 豚約3万匹、鶏約60万羽が取り残されているらしい。 このほか、犬や猫などのペットがかなりの…

原発現場の戦士たち

原発事故の現場で働く人たちは厳しい戦場で戦う戦士よりも 過酷な中にいるらしい。 入ってくる情報に、どうしても納得出来ないのは彼らが置か れている環境だ。 福島第1原発から第2原発まで移動して、体育館で夜を過ごす という。 畳は敷かれているがマッ…

深刻さ益々厳しく

心配していた通り、福島第1原発事故は日を追って厳しさが増してきた。 普通の事故ならば、事故経過後は、日を追って改善されていくものであるが、 この度の原発事故の場合は、そうはいかない。それは事故の性質が単純では ないからである。 地下に溜まった…

国産ロボットの投入

いやはや、長い間お待たせしました。と、言いたくなるようなことが 決まったようだ。 ようだと言うのは、まだいつ投入されるのか決まっていないからだが、 ロボット大国と言われながら、国産ロボットが使えないことにいら立っていた ので、ことのほか嬉しい…

私流生き方(40)

東京浅草の開業医を訪れた。 開口一番。ドクターは怒鳴った。 「手紙に殿と書いてくるとは何事だ!!殿とは目下のものに 使うものだということも知らないのか、このバカ者め!」 と。 知らなかった。当時の私は、そんなことも知らなかった。 当時は、誰もが…

私流生き方(39)

私の冒険が始まった。 簿記を独学で覚え、経理業をするのには、金は要らない。 頭だけの問題だった。 しかし、養鶏ともなれば金はいる。餌代は貸してくれると言うが、何から 手を付けてよいのやら分からない。まさに、冒険だった。 これから後にも、何度も冒…

私流生き方(38)

正木孝良さんの邸宅に伺った。 当時、町では「たかよしさん」と親しみをこめて呼ばれていた。 私は、それまで町で出会った時には目礼をしてきたが、もちろん相手は 私のことなど知るはずもなかった。 「君が武志君か」と話しかけられた。それまでの私の人生…

私流生き方(37)

「恵」は未熟児で生まれたが、健康児となった。どんどん育っていた。 いまも同じようにどんどん育っている感じだ。 仕事にも不満はなかった。順調だった。喜ばれていた。 ひっつだけ気に食わない経験をしたことがある。 ある店の店主が税務署員と「取引」し…

私流生き方(36)

初めての子供をあっという間に亡くしたことで、私は深い傷を負った。 脳性マヒ・・・今後どうなるのだろう? そんな不安が毎日あった。 私の人生はどうなっていくのだろうという不安もあった。 「いずみ」はそんな親の気持ちを察して逝ってしまったのかと思…

付和雷同型の国民性は国難を招く

何度も書いてきたので、書きづらいが、今回の地方選挙の結果を見ても 日本国民の付和雷同タイプは変わらないようだ。 重大な、国が滅びるかもしれないほどの原発事故を受けても、選挙結果には 反映されていない。 推進派が力を維持し、反対派が票を伸ばせな…

原発の電力原価は安いのか

毎日新聞と朝日新聞は、今後の原発政策の見直しをすべきだと 社説に書いている。 それに対して、読売新聞と産経新聞は、安易に見直すべきではないと している。 みなさんなら、どうしますか。 月間文藝春秋5月号で東京新聞編集委員・村串栄一氏は、原発の電…

菅首相へ・私ならこうする

原発事故以後、菅首相は批判の矢面に立たされている。 何もかもが菅さんが悪いようにいう人が多い。 それほど言うなら自分でやってみろと言いたいほどだ。 原発事故に関して沢山のブログを書いてきたが、もうそろ休もうと思う。 書いていると血圧が上がりそ…

自分を成長させたい人に

サラリーマンに限らず労働者が集まる酒の席では、上司のうわさ話や 悪口が酒の肴になるものだ。 それはそれで、多いなるストレス解消策として否定はしない。 しかし、私は若者たちに言い聞かせていることがある。 もし、君が成長したいのなら、上司の悪口を…