中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

50キロ圏内は避難を考えるべき

先ほど「30キロ圏外の保障はどうなるのか」の中で、圏外となっている地域への 政府の早めの保証を訴えたが、30キロ圏外に住む方たちも、早めの避難を考えた 方が賢明ではないかと思う。 住み慣れた土地を離れる不安は伴うが、子供を持つ親など、若い世代…

私流生き方(25)

東北地方の被災者のことを思うと、私の古い昔の話など書くのは気恥ずかしいが、 もしかして、東北の若者たちにエールを送ることになるかもと思いなおして書き続ける。 自分の存在が否定されていたと知って、身障者の友人にソロバンを担保にして500円 借り…

30キロ圏外の保障はどうなるのか

昨日の「廃炉にせざるを得ない」の中で、チェルノブイリを例に挙げて 廃炉には50年以上を要する可能性があると書いた。 今日の読売新聞に、そのことが書かれていて、やはり廃炉には数十年は かかるだろうと書かれている。メディアも本当のことを書き始めた…

復旧・復興は日々前進。原発は日々に深刻。

東北地方の被災地では、人々のがんばりで日々に復興が進められている。 その姿に逞しさを感じ、日本人の強さを感じる。 会社の操業再開や、交通機関の復旧なども、日々に前進している。 被災した時点を 「0」としてスタートし、日々復興の数字が上がってい…

原発事故の収束の手順

今回の福島第1原発の事故は、国際標準尺度の「5」ということになっている。 しかし、すでにスリーマイル島事故の時の放射線放出量の20万倍を超えて いるとすれば、この基準から言えば「6」にしなければならないはずなのに、 未だに「5」にしている点も…

廃炉にせざるを得ない

今日、東電の会長が(社長は体調を壊して入院とか)記者会見の中で 「1号機から4号機は、廃炉にせざるを得ない」と発言した。 なんと言う非常識な発言だろうか。 そもそも、予備電源が動かなくなった時点で、いち早く決断し、海水を 入れておけば、水素爆…

専門家・エリートの無能

私は、中学校までに落ちこぼされた生徒たちに高校進学の道を 与えたくて高校を作った。 1学年200名X3学年。 生徒の大半は、家族や教師や社会が責任のある落ちこぼされた生徒たちだった。 各中学校で「番」を張っていた生徒を中心にしたやんちゃ集団の…

大丈夫と言ってほしいけど、大丈夫じゃない

大震災も間もなく3週間目を迎えることになる。 その間、被災地では着々と復興に向けて立ちあがっている。 復興こそが、何よりの励みになり、生きる力になることを、戦争の 痛手を経験した人たちや、阪神淡路などの大震災を経験した人たちは 知っている。 T…

最悪の事態は「神のみぞ知る」は正解だ

今日の毎日新聞からいろんなことが読み取れるので書いてみたい。 参院予算委員会で、池田経済産業相が自民党の磯崎議員から「最悪の状態を どう考えるか」と質問され、「私としては予見しうる最悪の事態を考えているが、 それ以上は「神のみぞ知る」でござい…

ドイツの選挙と原発

ドイツの州議会選挙が行われ、原発反対の「緑の党」が前回の2倍の 得票で、メルケル首相率いる与党を破る結果となった。 これにより緑の党から州首相が出ることになりそうだし、原発推進派の 与党は後退を余儀なくされるだろう。 このような結果になったの…

だれもが分からない事態

福島第1原発事故の情報をテレビや新聞で見ていても、いったい何がどうなって いるのか、さっぱりわからない・・と思う。 分からないはずである。 対策を練っている専門家と言う人たちが、前例のない事故だけに、わけが分からない のが実情である。 とりあえ…

原発事故・誰を信用するか

福島第1原発事故が、大震災や津波被害からの復興の大きな妨げとなっている。 福島県などは、行方不明者の捜索もできない。 大地震や津波被害を免れた人たちも、家には帰れないで、避難生活を余儀なく されている。 私はこのブログでいち早く柳田邦男氏の著…

原発事故は自民党長期政権の結末

原発建設については、これまで多くの反対があった。 建設予定地の住民や、原発開発に疑いを強く持つ人たちによって 繰り返し反対運動が繰り返されてきた。 それにも拘らず、どうして原発建設が推進してきたのだろうか。 もちろん、自民党の長期政権が原発推…

原発事故・隠された事実

今回の東北地震は1000年に一度と言われるほどの規模だった。 だからこそ巨大津波が襲ってきたと言える。 大人たちが、堅い頭で考えて避難した先は津波に巻き込まれたのに、 小学生350人以上が全員助かったケースでは、これまれの訓練を活かしながらも…

クロスワードで遊び心を楽しむ

3月11日の東北大震災の日から、緊張する日々が続いている。 被災地の人々のことを思うと、体も心も緊張していてゆとりが無くなっていることに 気がつく。だから、何となくしんどい。身体がだるい。ストレスがたまっている証拠である。 被災地のことを思う…

早めの移住を勧めたが、正解だった。

わたしは、大震災が起こり、原発事故が明らかになった早い時点で、幼い子供を持つ家庭に 早期の避難、疎開、移住を呼び掛けた。 住み慣れた土地を離れて移住など思いもよらぬことと受け止めた方もおられよう。 しかし、原発事故が、日うを追うごとに仁こくな…

想定とは、何を根拠にするものなのか

今回の大地震と津波について、想定ないとか想定外とかの言葉がよくつかわれる。 地震発生後に書いたと思うが、原発事故などは、そもそも想定が甘かったのではないかと 指摘した。そして古い記録を重視して想定しておくべきだったのでひゃないかと書いた。 今…

私流生き方(24)

先日21日、祖父の50回忌と祖母の33回忌が同時に行われた。 各地から親戚が集まったが、何よりも従兄妹がたくさん集まった。 集合写真で見ると、従兄妹だけで13名もいる。参加できなかった人が 1名いるから生存している従兄妹は14名だ。 もちろん…

放射線汚染食品と年齢の関係

放射線汚染食品が大騒ぎになっている。 このままでは、いまに食べるものが無くなってしまうだろう。 そんなに心配なのかを、一緒に考えよう。 放射能と言う言葉と放射線と言う言葉がある。 放射線にはいろんな種類のものがあり、それらのいろんな放射線を出…

関西も品薄現象

この度の、東北・関東大震災の被災者たちに食べ物が届かないときく。 ところが、神戸のあちこちのスーパーマーケットに行って調べてみると、 こちらのマーケットも品薄でないものずくしの状態だ。 店の人に尋ねると、震災地などへ送るためにこのような現象に…

醜態を見せた日本の原発関係者

ウイーンに本部がある、国際原子力機関(IAEA)で、3月21日会合が開かれた。 この席上で、経済産業省・原子力安全保安院の担当者が、今回の原発事故の 資料を配布したが、なんと・・・・日本語の資料だったと言うことだ。 日本のお粗末な対応に、参加…

原発事故、やっぱり原因があった。

毎日新聞によると、内部告発サイトである「ウィキリークス」が入手した米外交文書 の公電の中に、06年在日米大使館の外交官が「日本の原発は、コスト削減を優先し、 安全性をおろそかにしている」という疑念を持っていたことが分かった。 この中で、「日本…

責任者出て来い!

昔と言うほど古くはないが、ぼやき漫才があった。 人生幸朗・生恵幸子コンビである。 幸朗が、社会現象を批判しては「責任者出てこい!」 と叫ぶ。 幸子が「そんなこと言うて、責任者が出てきたらどないするの?」と言うと、 「出てきたら、謝ったらええやん…

原発事故・この本の予測と一致。

3月14日に書いた 「電力不足を考える」の記事の中で、広瀬 隆氏が日本の原発事故を 心配し、警告を出し続けてきたことを紹介した。 本日(3月23日)発売された「アサヒグラフ 東北関東大震災」(朝日新聞出版)の中でも、 「彼が指摘した通りになった…

野菜、魚の放射線汚染を考える

福島第1原発事故原因による放射線汚染が問題となっている。 なんでも騒ぎ直ぐなのだ。 ちょっとしたことで大騒ぎする現代の知識人の言い分は正しいのか。 レイチェル・カーソンの 「沈黙の春」 で一躍有名になったDDTという殺虫剤がある。 多くの動物が…

災害は忘れたことにやってくる。

3月20日付けの毎日新聞の「余禄」欄で、1854年に起きた津波被害を伝える石碑が大阪湾に あり、「心ある人は、年々石碑に書かれた文字が読みやすいように、墨を入れて下さるように お願いしたい」(私の意訳)と、津波被害の記録を書いたあとに、そう…

大地震の予兆と予測を考える。

2011年3月11日に発生した 「東北地方太平洋沖地震」 を、予測し警告や 注意報を出すことが出来なかったのか考えたいと思う。 地震の予知はなかなか難しいと言われている。 東北地震は、30年間に起こる確率99%だと言われていたが、これでは予測とはい…

原発事故、ぐちゃぐちゃの指令系統

腹立たしい福島第1原発事故を巡って、どう考えても納得がいかないことが多すぎる。 国の命運がかかっている、このような大事故に対して、誰が責任を持って指示しているのか 見えてこないからだ。 持ち主であり管理者の東京電力は、人ごとのような対応を見せ…

私流生き方(23)

前回は、祖母に「おまえのことは嫁(伯父の)には言ってない」と言われて、 その日のうちに家を出て大阪に向かったと書いた。 15歳になる前から、私はこの家には居れないと思って淡路島をあとにしたものが、 20歳になって帰って来られたら、近所からは「…

東京消防庁の努力と勇気に感激と感謝

昨日行われた福島原発第3号機への投水は、東京消防庁が行った。 これまで自衛隊がヘリコプターで4回行ったが、多くは風に流されて効果が上がらず、 警視庁は、暴徒制圧用車両からの放水をしたが、原発に届かず、陸上自衛隊は消防車による 投水を30トン、…